「世界一幸せな国フィンランド」から、”幸せ”を学ぼう
こんにちは、ムラマコです。
皆さんは、フィンランドと聞くと何が思い浮かびますか?
あるとすれば、「ムーミン」「オーロラ」「福祉国家」などが頭に浮かぶかと思います。(ムーミンは日本でも有名ですよね)
実は、フィンランドは世界一幸せな国として知られており、2018年から3年連続で世界一位を記録しています。(参考 国連 世界幸福度ランキング2020年)
今回は、そんな幸せに生きるフィンランド人の「国民性や文化」について調べてみました。
「Varpuさん」というフィンランド人のエンジニア、「BRIGHT SITE」というメディアサイトを参考に、7つの項目をピックアップしました。
世界一幸せな国の国民性や文化の魅力を学ぶだけでなく、今後の生活に活かせれる方法もあるかと思うので、是非参考にしてみて下さい。
目次
- サウナは日課
- まじめで内向的な性格が多い
- 仕事時間が短い(休暇明けにはボーナスが出る)
- 教育制度が整っている
- 男女平等社会
- 木曜日の昼は、エンドウ豆のスープとパンケーキ
- シス
【世界一幸せな国フィンランド】1.サウナは日課

フィンランド人は、世界で最もサウナを愛する国だと言えます。(サウナはフィンランド発祥)
なぜなら、約540万人の人口に対して、サウナの数は2.300万個もあるからです。
あぁいい湯だな。フュヴァ・サウナ(いいサウナだね)。喉の奥から素直に出てくるこのシンプルな決まり言葉こそが、なによりも互いの温浴文化の真髄を物語っていると思いませんか?
https://metos.co.jp/features/saunaonvalmis/index01.html
フィンランドには、バーガーキングや観覧車の中にもサウナがあります。食事やレジャーにもサウナを取り入れるほど、サウナ好きであることが分かります。
ちなみにですが、サウナには血行促進や汗をかくことで疲労の回復、美肌効果があるみたいです。(正しいサウナの入り方)
【世界一幸せな国フィンランド】2.まじめで内向的な性格が多い

フィンランド人はまじめで内向的な性格が多く、一人用のバーがあったり一人用のサービスが多数あります。また、見知らぬ人に対して自分から話しかけるという考えは、めったにないみたいです。
これは、決して排他的な国民性であるということではありません。他人の邪魔をしないという尊重心があり、仮に迷惑を掛けられたとしても、直接文句を言いに行かずに、メモで注意書きを残すみたいです。
また、バスや電車の中などの公共機関では、驚くほどに静かみたいです。
日本だと学生から年配の方まで、話しているシーンがありますが、フィンランドだとそれが失礼であるという認識です。
【世界一幸せな国フィンランド】3.仕事時間が短い(休暇明けにはボーナスが出る)

フィンランドの労働時間は、一般的に8時~16時までです。さらには、「残業は良しとしない」文化があります。
また、今でこそ日本企業でも取り入れ始めた「在宅ワーク」ですが、フィンランドでは以前から利用者が多いのも特徴です。
夏季休暇(4週間)や冬期休暇(2週間)スキー休暇(1週間)なんてのもあります。とにかく労働者を尊重とする考えがあります。(羨ましい…)
休暇明けには、従業員を刺激する目的でボーナスが支払われたりもします。
これだけ働き方の制度が整っていれば、プライベートも充実しますね。
【世界一幸せな国フィンランド】4.教育制度が整っている

フィンランドは、高度な教育制度が整っている国としても有名です。保育園の教員ですら、大学で修士号を取得しています。
大学まで授業料が無料であり(※保育園は利用料有)、教員の質も高いので、子供にとってはしっかりとした教育を受けることができます。その結果、優秀な人材もたくさん生まれてきます。
また、全ての大学が国公立であり、「何を専攻した」のかが重視されるので、日本のように「学歴社会」という概念はありません。
参考 「フィンランド教育」の特徴とは? 「教育費無料」にとどまらない、教育大国のシステム
【世界一幸せな国フィンランド】5.男女平等社会

フィンランドは、世界でトップクラスの男女平等社会です。また、同性婚と言ったジェンダーに対する考え方には寛容的です。
議会では、男性よりも女性の割合が多いのも特徴です。
子育てに関しても、「女性より男性のほうが子育てにかける時間が多い」との報告もあります。詳しくはコチラ→(参考 国連 世界幸福度ランキング2020年)
【世界一幸せな国フィンランド】6.木曜日の昼は、エンドウ豆のスープとパンケーキ

There a couple of theories, but apparently, the pea soup tradition is from Catholic times. Friday was saved for fasting, but people needed to work hard on that day too.
いくつかの理論がありますが、どうやら、エンドウ豆のスープの伝統はカトリック時代のものです。金曜日は断食のために救われましたが、人々はその日も頑張る必要がありました。
https://herfinland.com/facts-on-finland/
フィンランドでは、毎週木曜日の昼に、エンドウ豆のスープとパンケーキを食べる風習があるみたいです。
上記にもありますが、宗教的な意味合いがあります。「この日の為に頑張る」なんて人もいるみたいですね。(「Varpuさん」曰く)
【世界一幸せな国フィンランド】7.シス

最後に、フィンランドには「シス」という考え方があることを紹介します。
「シス」とは「辛い時も、諦めない精神」と言う意味で、日本で言う「根性論」に似ていますが、意味合いは変わってきます。
井土亜梨沙さんの記事「フィンランドにも「根性論」があった。世界一幸せな国で「頑張る」ことの意味とは」の記事の中に、フィンランド人が話す「シス」の例があります。
1つは、第二次世界大戦の際、フィンランド軍が不利な状況の中でソ連軍に勝利した「冬戦争」のエピソード、そして1972年のミュンヘン・オリンピックで、ラッセ・ビレン選手が男子1万メートル競走で転んでも立ち上がり、金メダルと世界記録を勝ち取った話だ。――
・交通機関を使う代わりに、自転車や徒歩で通勤する
・エレベーターの代わりに階段を使う習慣をつける
・天気に関係なく、行動を起こしてみる
――シスは日常の中で「少し頑張る」だけでも、認められるらしい。
https://www.huffingtonpost.jp/arisa-ido/finland-sisu_a_23506010/
楽をせず、ちょっとでも頑張ることに挑戦するという考えです。
こういった考えを含めて、今のフィンランドを作り上げてきたのだと言えます。
・おわりに
以上で記事は終了です。「世界一幸せな国フィンランド」の魅力が伝わったでしょうか。調べてみると、意外と日本人と共通している所があるのも分かりますね。
「もっともっとフィンランドの事が知りたい!」と思う人は、「シス」についての本があるので、是非ご覧いただければと思います。
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